マドリッドに戻り、再び『ホテル・カールトン』にチェックイン。

セラーノ通りのデパート『エル・コルテ・イングレス』『ABCセラーノ』を軽くのぞいた後、夕食に再び『メディテラネオ』を訪ねるもドアが閉まっている。　店の前にいた人が『このレストラン２１時からだよ』と教えてくれました。　この時点で１０分前くらいだったので、では待ちましょうとあたりをうろうろしながら待機していたが２１時をすぎてもドアが開かない。　店内は照明が奥の方でついているもののすぐにオープンする気配もなし。　店に電話してみたがスペイン語しか通じず『今日オープンするの？』さえ聞けず。　向かいにあるレストランのメニューを見ていたら、身なりの良い流暢な英語の紳士が『このレストランおすすめだよ』と教えてくれたので入ってみることに。

入ってみると黒服でイヤホンをした店員がスタイリッシュに闊歩し、かなりの高級レストランの雰囲気。　ちょっと場違いな恰好できちゃったんですけど・・　続々と着飾った紳士淑女が集まり、華やかな雰囲気になりました。　

料理はフレンチ風の地中海料理という感じで、味は上々、お値段はお高め。　魚介系の前菜とメインをとり、連れがとったお店の名前がついたサラダは、ビッグサイズで中にモツァレラや温泉卵などが入ったボリュームたっぷりの一品でした。

『エル・パラグアス』

http://www.elparaguas.com/

Tel 91 431 59 50 C/ Jorge Juan, 16, 28001 Madrid

20080430

この日は日帰りでセゴビアに。　予約していたAVANTはマドリッドの北にあるチャマルティン駅から発着。　国鉄の短距離線でアトーチャ駅からチャマルティン駅まで行き、AVANTに乗り継いでセゴビアに到着したのは９時半くらい。　

セゴビア駅は町から遠く離れた場所にあり、電車の到着に合わせてシャトルバスが往復しています。

セゴビアはローマ時代の水道橋と子豚の丸焼き『コチニージョ』で有名な古都です。　また古城アルカサルはディズニー白雪姫のお城のモデルとなったものです。

セゴビアは寒いと聞いていたのですが、着いてみると本当に寒い、寒い。　気温5℃くらいでしょうか。　薄めのコートは持ってきていますが、これでは足りずいざというときのための『ホカロン』の出番となりました。　水道橋を見学の後、町の中心カテドラルに向かいましたが、あまりの寒さにバルに飛び込み、ホットチョコレート（こちらではバルにて『チョコレート』といえばこれです。　チュロスをひたしながら食べるのもポピュラーな、濃厚な飲み物です。）を注文。　じっくり暖まりました。

カテドラル見学の後、アルカサルへ。　形は確かに白雪姫城を彷彿とさせるもので、荘厳ながらかわいらしい形をしています。　内部見学をすると屋上にも登ることができます。

昼食はやはりコチニージョを、と思いましたが、子豚とはいえ二人で一匹は絶対無理です。　ガイドブックに出ている有名店はパスして『Casa Dicente』という、お得なランチセットがある店を見つけて入りました。　E２１．５の『Menu Segoviano』、E１４．５の『Menu Especial』があり、前菜とメイン、デザート、ワイン、水がつき、前者ではメインに小さなコチニージョを選ぶことができます。

コチニージョは皮がしっかりパリパリで中はこれ以上はないくらい柔らかくジューシー。　とても美味しかったですがこれでもかの肉汁で、ワインなしでは食せません。　日本人には小さめの切り身で十分な量でした。

その後、歩いて城壁の外にあるベラ・クルス教会の方まで行って、アルカサルの全景を眺めました。　行く方は是非町の北西方向のベラ・クルス教会あたりまで歩いて行ってみてください。

マドリッドに戻り、夕食は再び『ミュゼオ・デ・ハモン』に。　生ハム（イベリコ）メロンやサラダをいただきました。　生ハムが厚すぎで、まるでビーフジャーキー。　ロットにムラがあるようですね。

＊BARCELONAのページへ続く。